STARTLINEはシードVCのANRIが展開する学生起業家向けのプログラムです。当ブログでは採択者の日々の様子や成長記録をお届けします。

今回は一期生の清水虹希さんと藤澤李子さんのお二人に、対談形式でSTARTLINEの1年間を振り返って頂きました。

ーー どうやってSTARTLINEを知り、なぜ応募したのかを教えてください

清水 虹希:STARTLINEはXで知りましたが、普段ほとんどXを見ていないので本当に偶然でした。あの日Xを開かなかったらプログラムの存在も知らずにいたかもしれません…

そしてプログラム内容を見たら「応募しない理由が無い」と思ったので、こんなラッキーなことあるんだと思いました。六本木ヒルズのオフィスに席を貰え、ANRIの方々とも自由に話せ、起業家同期も作れるならデメリットが一個も無い。当時は実家近くのカフェを点々としながら一人で作業していたので、拠点が欲しいというのも大きかったですね

藤澤 李子:私もXでの投稿を見て、「応募しない理由がない」と感じた一人でした。実際、多くの大学生が参加するコミュニティのグループチャットでも話題に上がっていましたね

魅力は多岐にわたりましたが、とりわけ大きかったのが、CIRCLE(ANRIが展開するインキュベーションスペース)を自分の拠点として使える点です。2024年は別のオフィスをお借りしていましたが、気軽に相談できる相手が周囲にいるわけでもなく、孤独を感じる場面も少なくありませんでした。だからこそ、CIRCLEの環境には強い魅力を感じていました。

ーー STARTLINEへの応募は「アイディアだけでも良い」となっていますが、応募時は実際にどれぐらいの事業進捗がありましたか?

藤澤:応募したのは登記直後で、事業はまだ形になっていませんでした。「伝統工芸品を世の中に広めたい」という想いと覚悟だけは明確でしたが、具体的な広げ方については模索段階。当初は職人さんのSNS運用などPR支援を主軸に考えていましたが、本当にビジネスとして成立するのかは見えていない状態でした。

清水:私の場合はまだ登記もしておらず、個人プロジェクトの延長のようなフェーズでした。漢方領域で何かをやることだけは決めていましたが、資金も人手も必要で、現実的なハードルの高さに悩んでいた時期です。このまま自分のペースで細々と続けていくのかも…と漠然と考えていた程度でした。そういう意味では、応募時点ではまだまだだったと思います。

ーー 興味がある領域はあったが、事業はまだ無い状態。そんな応募時と比較すると現在はどうでしょう。進捗はありましたか?

藤澤:テーマは一切変わってませんが、会社の主軸を変えました。PRの会社から、商品開発を主軸に置く会社へと進化しています。多くの職人さんと対話していくうちに「こういう商品を開発したらどうだろう?」と思う瞬間が多く、それを思い切って提案してみたところ「藤澤さんが言うならやってみよう」と言って頂けることが何回もあり、HOUOHプロデュースの伝統工芸品を世の中に広めていく決意をしました。来年から新商品を何点か販売することが決定しているので、頑張っていきます!

清水:私は法人化も完了し、最初の商品が完成間近です!ブランドコンセプトを固めるために時間を要しましたが、調香師さんやデザイナーさんなど、多方面から協力を得ることができ順調に進んでいます。クラファンを通しての商品リリースを近々予定しているので、粛々と進めていた個人プロジェクトが一気に本格化した実感を持っています

プロダクトリリースに合わせて
インスタも今後運用していくので、ぜひチェックしてください!

ーー 二人とも未来の大きな成長に向けて着実な一歩を踏み出せた感じですね。そんなSTARTLINEの一年、どうでしたか?

清水:とにかく視座が上がった一年でした。STARTLINE同期からはもちろんたくさんの刺激を受けましたが、ANRIの投資先が何社も周りにいるCIRCLEという環境が良かったです。特にmairu techの皆さんを見た時に「これが本物の学生起業家か…」と心を揺さぶられました。創業者の大村さん・田上さんの元に凄いチームが集まっているし、とにかく働く、働く。

藤澤:mairuは本当に凄いですよね…代表の大村さんは同い年なので私もたくさん刺激を受けています。朝早く出社して、誰よりも遅くまで働いて、土日もいる。投資を受けて急成長していくスタートアップって本当に勢い・熱量が違うんだなと痛感する日々でした

あと完全なインターナショナルチームで経営している会社も私たちの後ろにいて、英語での議論が飛び交っているし、作っているプロダクトのセンスも抜群だし、かっこいいと思う会社が多かったです

ーー では、この1年で一番印象に残ったこと、何かありますか?

藤澤:焼肉にたくさん行ったこと😋

清水:みんなでご飯行くとき、毎回焼肉を選んだこと😋

ーー ………では、この1年で一番印象に残ったこと、何かありますか?

藤澤:大まじめに焼肉です!(笑)STARTLINEは本当に仲が良いってことを伝えたいです。無理に仲良くしようとかではなく、全員がお互いをリスペクトし合っているので自然に仲良くなれた、というのが一番印象に残っています。10人という人数もちょうど良かったですね

清水:最初はどんな人が集まるんだろう…とかなりドキドキでした。結果的に造船企業向けのAI作っている人からフェスを開催している人までいて、全員がバラバラの事業内容なんですが、なんとなく根幹の部分というか、芯の部分が似ているので、李子の言う通り自然と仲良くなった印象です。全員キャラも違うのですが、なぜか良い感じにまとまりました!

藤澤:そして同期間の仲が良いだけでなく、太郎さん(STARTLINEを主導しているANRIのキャピタリスト) と全員が仲良いのが良かった。遠慮無く何でも相談できて、こんなに近くでコミュニケーションを取れるのが嬉しかったです。表現が難しいんですけど、全員が仲良い少人数の学校みたいだねって良く話しています。仲良い先生と10人の生徒、みたいな感じでした

清水:STARTLINEの肝は太郎さんでした。何でもぶっちゃけ相談ができるのが本当に助かりました。多くの人が事業だけじゃなくて、人生相談もしてましたね。そっちの方が比率高かったかもしれないです
VCのプログラムへの参加は、正直不安がありました。方向性を変えさせられるんじゃないか?スタートアップ的なモデルを強制されるんじゃないか?など。私はD2Cビジネスなので、VCの人がどう受け止めるのか分からず、不安でした。けどいざ参加してみると、太郎さんは自分のやっていることを尊重してくれて、何でも安心感持って相談できる人だったので、この距離感・コミュニケーションが一番印象に残っています。

ーー たくさんの素敵な仲間が出来たようで良かったです。 同期の中で印象に残った人はいますか?

藤澤:元々知り合いでしたけど、世知(せしる)さんですかね!高校生の時に事業売却してて、今回も次の大きなチャレンジのためにサクッと事業立ち上げて推進している姿とか凄いなって思います。あとは福重(ふくじゅう)さん。あまりにもビジネスがしっかりしているのとトラクションも凄いので、太郎さんが先を行く先輩起業家をゲストとしてメンバーに入れているのかと、最初のころ勘違いしてました(笑)

清水:李子、かなり中盤まで勘違いしてたよ(笑)
私もセシル、福重さんは凄いなって思います。個人的に印象に残ったのは
山路さん。圧倒的センス。あと何よりも「魅力的な伝え方」というのを一番学んだと思います。自分の事業を本当に楽しそうに、目をキラキラさせて話しているあの姿を見て、自分もそうならなきゃって思いました。

ーー CIRCLEで働けることが魅力的だったと冒頭でありましたが、実際に働いてみてこの環境はどうでしたか?

清水:本当によかったです!先ほど話したANRIの投資先がたくさんいる話に繋がりますが、他社さんとコミュニケーションを取れる仕組みもたくさんあってよかったです。例えばCIRCLEではフリーランチを定期的に開催してくれるのですが、そこで同じテーブルになった起業家のみなさんと色々な話ができました。ANRIから調達して皆んなキラキラしてるのかなと思ったら、泥臭い話しか聞こえてこないし、考えたら当たり前なんですが、みなさん本当に苦労しながら頑張ってるんだな、私も頑張ろって毎回思えました。

あと強調したかったのは、CIRCLEに嫌な人が一人もいない!ということ。100人以上のインキュベーションとかシェアオフィスに行くと、違うタイプの人間が集まる場所なので、当たり前ですが自分とは合わない人って一人ぐらいはいるんですが…本当にこの場はいなかったです。ここまで安心して働ける環境はありがたいですね

藤澤:その点に関しては私も完全同意です!周りには尊敬できる人がたくさんいるし、STARTLINEの島で働くのが楽しかったですね。隣で作業してて楽しい、気持ちが良いって思える場所は素敵です。

ーー お二人も素敵な空間の一員として、たくさんCIRCLEを活用して頂きありがとうございました。では、最後に2026年の抱負を!

藤澤:春に新商品を二つリリースします!そしてHOUOHの売上をしっかり作っていきます!

清水:私も一つ目の新商品のリリースをしっかりとして、トップ漢方ブランドになれるように頑張っていきます!